101: 名無しさん@おーぷん 2016/01/08(金)17:15:01 ID:7jj
父に私の知らない顔があったこと。

父は強面で、口はへの字で眉間にはシワを寄せて、いつも不機嫌そうな顔だった。
母に対しても「おい、新聞」だとか「お前、耳掻きどこやった?」だとか、偉そうな口ぶりで指図してた。
娘である私も、父の笑った顔なんか見たことないし、物心ついたときから父が怖くてあまり喋った記憶がない。

対称的に母は穏やかで、どれだけ父が怖い顔してようがニコニコ笑って、父の指図に応えてた。
「お父さんはああいう顔なのよ」って言ってたけど、私は常になまはげに見張られてる感じだった。

私が高校生のとき、気分が悪くなって早退したことがある。
ちょうどその日は、父が休みだったので、怒られやしないかとビクビクして帰ったんだけど、どこか出掛けたみたいだった。

そのまま自室で寝てたら、母が買い物から帰ってきて、しばらくしたらもう1人帰ってきた音がした。
すると突然「○○ちゃ~ん」と母の名前を呼ぶ声がした。
父なら「おい」とか「お前」としか母のことを呼ばないので、不倫相手か?!とも思ったけど、何とも言えない低音は父のそれだった。

もうびっくりして気分が悪いのも忘れて、気付かれないように居間を覗くと、母の膝に頭を預けて耳掻きしてもらってる父がいた。
「○○ちゃん、今日の夕飯なに~?」なんて甘えたような声を出してて、衝撃的すぎて「ヒエッ…」みたいな声が出てしまった。

その声に気付いた父が、なんでもないような顔で「帰ってたのか」とか言ってたけど時既に遅し。母も「あらあら~」って笑ってた。

いつものなまはげが、七福神のうちの1人みたいな顔になっていたのが衝撃だった。
その顔に出会えたのは、この1度だけ。


102: 名無しさん@おーぷん 2016/01/08(金)18:47:32 ID:9ER
>>101
ツンデレ?w
恥ずかしい&威厳の為に我慢して、101が居ない間に甘えてたのかね?


103: 名無しさん@おーぷん 2016/01/08(金)19:26:13 ID:m3u
>>101
ツンデレ父さん、可愛いなー。



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