637: 名無しさん@おーぷん 2015/04/07(火)11:47:26 ID:NFM
センター試験が共通一次と言われていた頃の話ですが、高校三年生の時に同級生が授業中に突然発狂した修羅場を書きたいと思います。

私が通っていた高校は田舎の進学校で、一応東大やら京大やらに毎年数人は合格者を出しているレベルの高校。
クラス替えがない文化の県なので、同級生は3年間同じ。

発狂したA君は、1年生の時は普通の男の子だった。
入学してすぐにテニス部に入って、友だちも普通にいた。
文化祭の時とかも、クラスの中心になって盛り上げていくムードメーカー的な存在だった。

そんな彼の様子がだんだん変わっていったのは、高校二年の夏くらいだったかな。
休み時間はいつも明るくおしゃべりをしていたのに、友だちが話しかけても「ああ」とか「うん」とかしか言わなくなった。

テニス部もいつの間にか退部していて、理由を聞いてもなにも言わない。

最初は「体調でも悪いの?」とか「なにか悩みでもあるの?」とか心配して、みんなで声をかけていたけど「いや」とか「別に・・・大丈夫」とかくらいしか返事がなく、そのあともずっとそんな感じだったので、そのうち誰も彼に話しかけなくなっていった。

といっても、イジメとかそういうのではなくって、みんな彼の様子を気にしつつも、そっとしておこう・・・という雰囲気だった。

担任の先生も、心配して個別に呼んで話を聞こうとしたみたいだけど、やはり同じ反応だったらしい。

高三になると彼の様子は「ちょっとおかしい」を通り越して「奇行」になっていった。

授業中に意味不明な言語をつぶやき続けたり、教科書を真っ黒く塗りつぶしてあったり。
神社の境内で四つん這いになって土をなめていた
という目撃情報もあった。


638: 名無しさん@おーぷん 2015/04/07(火)11:48:05 ID:NFM
とにかくおかしいということはみんなわかっていたけれど、みんな自分の受験勉強や進路についていっぱいいっぱいだった時期なので、気にしつつも彼の様子を見て見ぬふりをしていた。

さすがに担任もその様子は看過できず、母親を呼んで状況を聞こうとするも、母親は「受験前で気が立っているだけですから、気にしないで下さい」というスタンスで、息子にかまってくれるな的な態度だったらしい。

そして共通一次をあと1ヶ月後に控えたある日。今でもよく覚えているんだけど、1時間目の現代国語の時間だった。

あと10分くらいで授業が終わるという時になって、A君がぶつぶつ呟き始めたかと思うと突然上を向いて「ぐぅぁっは!ぐぅぁっは!」と大声で叫び口から泡を吹き始めた。

目は白目を剥いて完全にいっちゃっている・・・・。

私たち同級生は、茫然としてお互いに顔を見合わせた。
発狂した人間をみたのも初めてだったし、人が発狂する瞬間を目撃したのも衝撃だった。

あれからもう30年近く経つけれど、あれほどの衝撃はいまだ受けたことがない。
これが私の修羅場。

結局A君は国語の先生と担任の先生に付き添われて保健室に行った。
そのあと私は担任に呼ばれて「A君の家に電話してお母さんにこのことを報告しろ」と言われ、テレホンカードを渡されたのも修羅場。

本来なら担任が連絡するべきなのだろうが、今までずっと心配していたした担任が、何度も連絡をしていたのをA母はウザがっているらしく、担任が電話をしてもガチャ切りしてしまうそうだ。

「オマエなら話を聞いてくれるだろう」と、クラス委員だった私にお願いしたのだ。

ドキドキしながら公衆電話からかけると、A君のお母さんが出た。
私は言葉を選びつつも「A君が授業中に大声を出しながら口から泡を吹いて・・・・」と言ったら、A母は「ああ、いつものことなので、気にしないでくださいね~」と明るく言われ、これも衝撃だった。

いつものことなのかよ!?

結局そのあと、A母がA君を引取に来たみたいだが、そのあとA君が学校に来ることはなく卒業を迎えた。
(出席日数は足りていたみたいで、A君も卒業となった)



639: 名無しさん@おーぷん 2015/04/07(火)11:48:23 ID:NFM
そのあと私は他県へ進学してしまったが、地元に残った同級生の情報から、A君の様子は耳に入ってきた。

A君は地元の予備校に通うようになったけど、駅から予備校までの道をクルクル回りながら通学しているとか、相変わらず神社の境内で四つん這いになりながら土をなめてるとか、奇行の目撃情報だけは多数入ってきた。

そんなA君が一浪しても大学に受かることはなく、かといって二浪したという情報もなく、結局そのあとA君がどうなったのか誰もわからなくなった。

卒業から数年後の同級会で、A君の話題になった。
みんなの話や担任の話を総合すると彼が発狂してしまったのは、母親が原因らしい。

A君には2歳年上のお兄さんがいた。
私たちが一年生の時に三年生だったのだけど、お兄さんは非常に優秀でスポーツも万能、現役で東大に受かった秀才。

A母はその優秀はA兄とA君を比較し、すべてにおいてA兄age、A君sageを繰り返したらしい。

A君はお兄さんを慕って同じテニス部に入ったけど、結局母親のsageに耐え切れず、テニス部もやめてしまったとのことだった。

それによって、A君の精神がどんどん蝕まれていった結果が、あの状況ということらしかった。





     
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