88: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-lS1/ [219.161.10.37]) 2017/01/09 16:12:58.68 ID:WJq3Taic0.net
お盆に姉一家が来た時の事。 

7歳と5歳の二人の姪は初めは仲良く遊んでいたのだが、上の子が宿題を始めると、下の子がもっと遊びたいと色々ちょっかいを出すので、ケンカになってしまい、仕方がないので下の子を和室に連れ出し、二人でボールで遊ぶ事にした。 

しばらくは機嫌よく遊んでいたのだが、突然持っていた大きなアンパンマンのボールを力なく床に落とし、部屋の隅を指差して「人がいないよ」と言った。 

何のことか分からず「人ってなあに?」と聞くと「人。前はいたの。一緒に遊んだの。」と言う。 

「いる」と言われるよりはましかもしれないが「いない」と言われても困る。 

もしかして、子供にしか見えない何かが家にいたんだろうか? 

私「どんな人?」
姪っ子「女の子。これくらいの。」

といって、自分のおなかのあたりに手を置いた。 

私「なにをして遊んだの?」
姪っ子「ドレスを着せてあげたの。今持ってくる!」 

と言うと、バタバタと走って行き、居間のタンスから風呂敷を3枚ほど持ってきた。 

どうやら身長50cmくらいの女の子に、ドレスに見立てた風呂敷を着せてあげたらしい。 
確か前に来たのは5月の連休だったか、その時は私は旅行に行っていて会えなかったので、なにがあったのか分からない。 

どうしたものかと思っていたところに、ちょうど母(私の)が様子を見に来たので説明すると「ああ」と言って、物置から大きなこけしを持ってきた。 

姪はそれを見るなり「あっ!人!」と言って抱きついた。
なるほどこれか、そういえばこの部屋に飾ってあったなこんなの。 

母によると、前に来た時にこの部屋で、姪達がこのこけしで遊んでいるのを見たらしい。 
こけしといっても、高さ60cm直径20cmもあるのでちょっとした丸太並みでけっこう重い。 
それを持ち上げたりしてるので、足に落して怪我でもしたらいけないと隠していたということだ。

分かってしまえばどうということはないが、ちょっとだけ怖かった。 


この話を友人にしたところ「似たような話がある」と次の話をしてくれた。 



89: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-lS1/ [219.161.10.37]) 2017/01/09 16:16:26.91 ID:WJq3Taic0.net
3年ほど前の8月、お盆で帰省する兄一家を待つ間、俺は自室のパソコンでネットゲームをしていた。

その日は気持ちのいい風が吹いていたので、冷房を切って窓とドアを開けっ放しで。

午後4時頃に到着したので、挨拶しにいかねばならないのだが、とりあえずキリのいいところまで進めようと、ゲームを続けることにした。

だが5分もしないうちに、階段をドタドタと誰かが駆け上がってくる。

子供特有の遠慮のない足音で、小学1年の甥っ子が俺を呼びに来たのだとすぐに分かった。
その勢いのまま部屋に飛び込んでくるのだろう。

俺は慌てて画面を適当な文字だらけのサイトに切り替えた、甥っ子の興味を引かないように。

だが階段を上りきったあたりで、足音がピタリと止んだ。
ああ、今日はそのパターンか。

以前はそのまま駆け込んで来るだけだったのだが、最近足音を殺して近づき、驚かす事を憶えた。
階段での音にまで、注意がいかない所がかわいらしい。

俺はパソコンの画面を見続け、気付かない振りをしつつ、ビックリする準備をしていた。
だが、なかなか部屋に入ってこない。
いくらゆっくり歩いているにしても遅すぎる。

そのままの姿勢で待っていると、やがてトントントンと階段を下りていく足音が聞こえてきた。

あれ、部屋に来ないのか?
甥っ子「わあー!」
俺「うわぁビックリしたー!全然気付かなかったー」

というやり取りで、満面の笑みの甥っ子との再会を期待していたのだが、どうしたんだろう。

まあいいか、とりあえずゲームを進めよう。


90: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-lS1/ [219.161.10.37]) 2017/01/09 16:18:03.93 ID:WJq3Taic0.net
ゲームを終えてパソコンを切り、一階のリビングに行き挨拶などしていると、兄が「お前友達はいいのか?」といってきた。

俺「友達?」
兄「来てるんだろ?」
俺「誰も来てないけど、なんで?」
兄「部屋の前に誰か居たって言ってたぞ」

甥っ子が見たという、そんなはずはないのだが、さっき部屋に来なかったのはそれでなのか?
どんな人だったか聞いてみると、大人の男だという。
そしていきなり正座をして、土下座するように手をついて頭を下げ首を横に向けて

甥っ子「こうやっておじちゃんの部屋の中見てた。」と言った。


なんだその姿勢は?
どんな服かと聞くと、白い服に青いズボンだという。

甥っ子「パパのお仕事の服」

というので、スーツのズボンと白シャツということか。

だが何にしてもありえない、嘘をついているとも思えない、見間違いか幻覚か。

誰かが入り込んだ可能性もある。
今日はいい風が吹いていて、あちこち開けっ放しなのだ

一応家中を見て回ったが、誰もいないし入り込んだ形跡もない。

そもそも不審者なら、甥っ子の階段での足音に反応しないはずがない。
すぐ隣に兄が使っていた部屋があるので、そこに隠れられるはずだ。

結局その正体はわからず、何かを見間違えたんだろうということになった。


91: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-lS1/ [219.161.10.37]) 2017/01/09 16:20:04.39 ID:WJq3Taic0.net
その件はもういい、さあ遊ぼう。
甥っ子も俺と遊べると分かりうれしそうだ、俺もうれしい。

でかい空のダンボール箱があったので、これで遊ぼう。

甥っ子に被せてみると、腰まですっぽり入ったのでロボットを作ることにした。
底と両サイドに、コの字に切り込みを入れ、頭と腕が出せるようにする。
切り取ってはいけない。元に戻せばただのダンボール箱になるのが変形っぽくていいのだ。

次にクレヨンで模様や武器を書き色を塗る。
甥っ子も大満足の、かなりいい出来だ。
夏休みの工作として、学校に提出したらと言ってみたが、でかすぎて持って帰りたくないと、義姉がいうので残念ながら却下となった。

皆が寝静まった深夜、俺はまたネットゲームをしていた。
喉が渇いたので、飲み物を取りにいこうと階段を下りて行くと、階段を下りた先の正面に、今日作ったロボが置いてある。

その右腕のコの字、向きでいうとUの字に長さ60cm幅15cmほどの切り込みを入れた部分が、30度ほど外側に開いている。

何度も遊んだので、型がついたかなと思っていると、すぅーっとゆっくりと音も無く戻っていき、やがてぴったりと閉じた。

「風かな?まあこんなこともあるか」と、特に気にもせず通り過ぎる。

飲み物を取った帰り、ロボを見るが腕は閉じたままで変わらない。
だが、階段の踊り場で向きを変える時、なにげにロボに視線を向けると、さっきと同じ右腕部分がゆっくりと持ち上がるように開いていく。

なんだ?と思い見ていると、今度は60度くらいまで開いてから、またゆっくりと戻っていき、やはりまたぴたりと閉じた。

風なのか?夏だしどこかの小窓くらい開いてるとは思うが、空気の流れは感じられない。
さすがに少し気味が悪いので、今日は早めに寝ることにしよう。


92: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ (ワッチョイ 02ff-lS1/ [219.161.10.37]) 2017/01/09 16:22:09.85 ID:WJq3Taic0.net
翌朝、甥っ子に叩き起こされた俺は、まだぼんやりした頭で階段を下りると、そこにあるロボを見て昨夜の事を思い出す。

今は腕は閉じたままだ。

なんとなく気になってロボを持ち上げてみると「ゴトッ」という何かが倒れる音がした。

ロボを退かして見ると、そこには15cm位のこけしが倒れていた。
といっても、顔や体の色や模様はほとんど消えていて、手にとってよく見ないと判らないほどで、パッと見では古びたこけしの形の棒だ。

なんだこれ?と通りかかった兄に見せると「あいつ、持ってきてたのか」と言った。

兄達は家に来る前に、一泊で海水浴にいっていて、砂浜で甥っ子がこのこけしを拾ったという。
一人っ子で遊び相手もいなかったので、そのこけしで遊んでいたらしい。
帰る際、捨ててきなさいとは言ったが、よほど気に入ったのか持ってきてしまったようだ。

甥っ子を呼んで、なぜロボの中にこけしを置いていたのか聞いてみると「見張りだよ」と言って笑った。
「見張りどころか操縦していたぞ」と言おうかと思ったが、やめておいた。



話が終わったようなので、気になったことをいくつか聞いてみた。

私「結局そのこけしはなんだったの?」
友達「わからない」
私「今どこにあるの?」
友達「それもわからない、ただ家にはない。」
私「ロボはどうしたの?」
友達「甥っ子が帰ったら即捨てられた。」
私「じゃあ青いズボンの男は?」
友達「そいつについては、もうちょっとあってね。」

話はまだ、続きがあるらしい。




     
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